今回の事で

2002年9月19日
私が在日としても異端児でありアウトサイダーであるということに改めて気付かされた次第。

いや、別にいいんだけどさ。日本側の主張、北朝鮮側の主張、在日側の主張、何とも紋切型で味気無いこと。
そんな事今更気付いたの?10年ばかし遅すぎやしないかい?と感じる発言もあり、呆れるやら情けないやらで疲労困憊。

「即刻帰国されたし」という輩には一言、生憎と私達在日は3代、4代に渉って既に生活基盤を日本に築いているので帰る場所など御座いません。9割の在日はハングルも読めないし書けません。一体全体何処へ帰れと申すのか?

だからと言って、社会的マイノリティが抑圧される現在の歪んだ政治情勢の中で帰化に踏み切るほど脆い存在でもありません。
個人的には覚悟の無い人間は帰化も良いだろうと思ってたり。
只在日であるというだけでは他の真摯な姿勢の人間に対し失礼なので、歴史的転換期に苦悩しながらも生きていく覚悟のある者だけが新たな生の体制を築いてゆけば良いと思う。

結局の所、北も南も日本も無く、在るのは在日としての自分と、意識改革をする覚悟の問題。

偏った報道、教育的指導は、程度の差こそあれ日本も北朝鮮も同じこと。何時まで北におんぶにだっこ状態でいるおつもり?変わるべきは自分達もだと思わないかね?と、こういう論理は今のところ在日一般には通用しないみたい。
だけど私は10年前からこの考え、この信念で今までやってきたし、アウトサイダーであろうとこれからもこうして生きてく。
気負わないけど、覚悟はあるよ。へなちょこな団結より、孤軍奮闘する方を選ぶよ。人間だから、偶には凹んだりもするけどね。

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